創業計画書の最初の項目「1 創業の動機」についてお話しします。
ここには、「なぜ創業するのか」を、具体的かつ客観的な根拠をあなたの経験を踏まえて記載していきます。

4行しかありませんので、簡潔に記載する必要があります。
創業の動機は人それぞれですし、記載方法も決まりはないのですが、
サクサクっと書いてしまいたい方は、次の3つの柱をまず作成しましょう。

①〇〇の経験を生かしたいと思った。
②〇〇となったから創業を決意をした。
③〇〇だから他社よりも優位である。

創業の動機の書き方

私(税理士事務所)の例で書いてみます。
①国税局で経験を生かしたいと思った。
②税理士法人で経験を積み、人脈も形成できたため創業を決意した。
③創業融資の実績が多く、スタートアップ支援については他の事務所より優位である。
3つの柱ができたら、あとは少し肉付けするだけで、すぐ4行は埋まってしまうと思います。

飲食店をイメージして書いてみます。
①〇〇で10年間修業した経験を生かしたいと思った。
②〇区で物件を探していたところ、ちょうど良いテナントが見つかったため創業を決意した。
③仕入先から、有利な価格設定による仕入の確約ができ、他社より価格において優位である。

経験や他社より優位なことを盛り込むと、説得力のある「創業の動機」となりますので、
その点を意識して書いてみてください。